(帰化)第1回 帰化とは?
帰化とは
帰化とは、外国人が法務大臣の許可を得て、日本国籍を取得することです。
その許可を得るための申請は、帰化申請と言います。「帰化申請」は主に国籍法によって規定されています。実際にその申請のためには、戸籍法、入管法、会社法、民法、税法、年金、刑法などの幅広い法律が関わってきます。また、同じ帰化といっても、実は国籍法で帰化要件によって【普通帰化】、【簡易帰化】、【大帰化】の3種類で分けています。それぞれの要件が若干異なります。
一つよく勘違いされるのは、帰化は外国人の手続きなので、受理審査は永住申請と同じく入国管理局になると思われていますが、実は違います。帰化申請をする窓口は「法務局」で、そしてが「許可」か「不許可」の最終決定をするのが「法務大臣」となります。
法に定められた様々な条件(帰化条件)を満たせば、法務局に帰化申請を行うことができます。帰化申請の一連の書類を法務局に提出してから、許可・不許可の通知が下りるまでおおよそ1年ほどかかります。帰化申請時に提出する書類が多くて、多い人では100枚以上にも収集・作成しなければならないので、本当に書類を収集するだけでも簡単なことではありません。また添付書類に取り忘れや間違いなど内容に細かく確認しなければなりません。しかも、国籍法によって、外国人の帰化申請に対する許可を法務大臣の自由な裁量にゆだねているので、最後に提出した書類に何の不備がなく、法務局に受理されたとしても必ず許可されるとは限りません。
皆様は帰化を希望する理由はそれぞれだと思いますが、どんな理由にしても今後の人生に何かの夢や目標があって、それを実現するための大事なステップであることが間違いありません。当事務所は、その大事な帰化申請の手続きを全力でサポートしますので、もし自分が帰化の条件を満たしているのか、どのような書類を集めればよいのか、不安やご質問をお持ちの方はぜひ一度当事務所にご相談ください。
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